最近、AIに仕事を手伝ってもらうことが本当に増えました。
- 文章の下書き
- 議事録の整理
- データの分析
- ちょっとした調べ物
気がつくと、一日のうちで AIと「会話」している時間 がけっこうあるんです。
毎日使っていると、だんだん見えてくることがありまして。
それは、「AIに任せたほうがいいこと」と「人がやったほうがいいこと」の境目です。
AIに任せたほうがいいこと
たとえばIT業界の話で言うと、こんな作業はもうAIのほうが速いし正確です。
- ソースコードのレビュー
- テストデータの作成
- 議事録の整理
- 定型ドキュメントの下書き
正直、人がやらなくていい。
というか、人がやらないほうがいい、とすら思います。
速度も正確さも、もうかなわない領域があるんですよね。
では、人がやるべきことは何か
じゃあ人は何をするのかというと、こういうところに集中していくわけです。
「その人にしかできない判断」
「その人と話したいから、人が出ていく場面」
AIには代替できない、「あなただからこそ」 の部分。
これは、コーチでもエンジニアでも、コンサルでも、講師でも、たぶん職種を問わず同じだと思っています。
コーチング・研修の現場でも、同じだった
この役割分担、コーチングや研修の世界でも同じだなと感じています。
たとえば、研修の準備で言うと、こんな下ごしらえはどんどんAIにお願いできます。
[AI に任せられる下ごしらえ] 事前アンケート集計 資料の下書き 参加者プロフィールの整理 類似事例のリサーチ Q&A 候補の洗い出し [人がやるべきこと] 当日、その人の目を見ること その場で感じたことに反応すること 予定にはなかった問いを投げること 沈黙を一緒に味わうこと
そうすると、当日の現場に立つときの 集中力が、明らかに変わるんですよね。
「機械に任せたら冷たくなる」は、逆だった
世の中ではよく、こんなふうに言われます。
「機械に任せると、人と人との関係が冷たくなる」
でも、私の実感はむしろ 逆 なんです。
雑務をAIに渡すほど、人と向き合う時間に温度が乗る。
余裕ができるからこそ、目の前の人の表情をちゃんと見られる。
予定外のところに反応できる。
自分の中の「いま、本当に話したいこと」が湧いてくる。
〈達成欲〉が強い人ほど、たぶんこの感覚わかると思うんですよね。
- 「やるべきこと」が片付いてはじめて、目の前の人にちゃんと集中できる
- やり残しが頭の隅にあると、どうしても上の空になってしまう
AIに任せるのは、人を遠ざけるためじゃない。
人にちゃんと向き合うために、AIに任せるんです。
順番を間違えなければ、テクノロジーは敵にならない
この順番、けっこう大事だなと思っています。
[よくある誤解] AI を導入する ↓ 人が要らなくなる ↓ 冷たくなる、不安、抵抗感 [本当の順番] 人にちゃんと向き合いたい ↓ そのために、雑務を AI に任せる ↓ 向き合う時間に温度が乗る ↓ 仕事も、人間関係も、深まる
この順番を間違えなければ、テクノロジーは敵にならないんじゃないかなと思っています。
むしろ、人と人との関係を深くする道具 として、AIは大いに使い倒せる。
これは、コーチでありエンジニアでもある私が、毎日の仕事の中で実感していることなんです。
おわりに
「AIに任せたら冷たくなる」と感じていた方は、ぜひ一度、順番を意識して使ってみてください。
下ごしらえをAIに渡したぶん、目の前の人にちゃんと向き合う。
その違いを体感したら、おそらく もう戻れなくなります。
このコラムも含めて、音声入力で書いている話や、伴走者の話、テクノロジープレイスの設計図も、ぜひ合わせて読んでみてください。
全部、地続きで一つの構想に向かっています。
「うちの研修にも取り入れたい」「組織に伴走してほしい」というご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。