ホームコラム / 第3回

「テクノロジーと、対話を。」の裏側
〜17年と13年が、一つの絵を描き始めた〜

ここ数日、こんな話をメルマガで書いてきました。

  • 音声入力で、キーボードをほぼ触らなくなった話
  • AIが苦手な人にこそ「伴走」が要るという話
  • AIに任せるところ、人がやるところ、の話

バラバラのトピックに見えますが、実はこれ、全部地続きなんです。

今日はその背景にある構想の話を、少しだけ書かせてください。

「テクノロジーと、対話を。」というコンセプト

いま、ラーニングプレイスの中に 「テクノロジープレイス」 という新しいブランドを立ち上げる準備を進めています。

掲げているコンセプトは、こちら。

「テクノロジーと、対話を。」
Technology & Communication

この旗を立てるに至った経緯は、第1回のコラムで書きました。そして、その旗を立てたら自分自身がワクワクし始めたという話は、第2回のコラムで書きました。

今回はその 「設計図」の話 です。

なぜ「テクノロジー」と「対話」なのか。
なぜ、コーチングとストレングスと組み合わせるのか。
その裏側にある、私自身の文脈の話です。

3つの円が重なるところに

テクノロジープレイスは、3つの領域が重なるところに立ち上がります。

     コーチング
       /  \
      /    \
ストレングス ─── テクノロジー
         ↑
   この重なるところに、
   新しいサービスをつくる

コーチング、ストレングス、テクノロジー。

並べてみると、わりと不思議な組み合わせだと思います。

でも、私の中ではこの3つが 同じ一枚の絵 として見えるようになってきました。

なぜか。

私自身が歩いてきた道が、そのまま重なっているからなんですよね。

なぜこの3つ?— 私が歩いてきた道がそのまま重なっている

少し、自分の話をさせてください。

【前半】 IT業界で 17年
         ↓
       エンジニアとして働く
         ↓
       コーチングと出会う
         ↓
       ストレングスと出会う
         ↓
【後半】 コーチング・ストレングス 13年
         ↓
         合計 30年

IT業界で17年、エンジニアとして働きました。

そのあとコーチングと出会って、ストレングスと出会って、気づいたら13年が経っていました。

長いこと、この 前半と後半は別の人生 みたいに、自分の中で分かれている感じに見えていました。

「エンジニア時代の私」と「コーチング時代の私」は、別人。
そう思うことすら、ありました。

同じ私のはずなのに、です。

AIの進化で、景色が変わった

ところが最近、AIの進化で景色が変わってきました。

第2回のコラムで書いた通り、AIと一緒に仕事をするのが、本当に楽しい。

そして、楽しんでいるうちに、ふと気づいたんです。

「あ、これ、エンジニア時代の感覚と、
コーチング時代の感覚が、両方使えてる」

AIに「こういうコード書いて」と頼むときは、エンジニア時代の感覚。
「相手の話を引き出すように対話する」のは、コーチング時代の感覚。

別人だと思っていた前半と後半が、AIという媒介を通して、一人の私の中で同時に動き始めた感覚があったんです。

「両方わかる人」が必要とされている

そして同時に、こんな声をよく聞くようになりました。

「AIを導入したいけど、何から始めればいいかわからない」
「便利そうだけど、どう仕事に組み込めばいいか見えない」

機能の説明だけなら、ネットを調べればいくらでも出てきます。YouTubeにも、Xにも、書籍にも、情報は溢れている。

でも、自分の仕事にどう使うかは、隣で一緒に考えてくれる人がいないと、なかなか進まないんですよね。

これは、機能の話ではなく、人の話。

つまり、いま必要とされているのは 「技術の話と、人の話、その両方がわかる人」 なんじゃないか。

そう思うようになってきました。

コーチングの考え方が、ここで効く

そこで、コーチングの出番です。

コーチングって、ものすごくシンプルに言うと、こういう関わり方なんです。

  • 答えを教えない
  • その人自身が「あ、こうすればいいんだ」と気づくのを支える
  • 本人の中にすでにある答えを、対話で引き出す

これ、AI導入の伴走と、ものすごく相性がいいんです。

「AIをこう使いなさい」と教えるんじゃなくて、
「あなたの仕事にこう使えるな」と本人が気づくのを支える

そしてここに、ストレングスファインダーの考え方が加わると、もう一段深くなります。

その人の 得意や強み を起点に、「あなたの強みなら、AIをこんなふうに取り入れるとハマるんじゃないか」を一緒に見つける。

同じAIでも、人によって活かし方は全然違うはずなんですよね。

これ、コーチでありエンジニアだった私だからこそできる関わり方なんじゃないか。

ようやく、そう思えるようになってきました。

〈着想〉〈個別化〉〈収集心〉が、一つの絵になる

ストレングスファインダーで言うと、私の上位資質には〈着想〉〈個別化〉〈収集心〉があります。

長いこと、この3つは バラバラに動いていた 感覚がありました。

〈着想〉— アイデアがどんどん湧く
〈個別化〉— 一人ひとりの違いに目が行く
〈収集心〉— 情報や知識を集めるのが好き

それぞれは活きていたけど、「これら全部を一度に活かす場面」は、正直あまりなかった。

でも、ここに来て不思議なことが起きています。

  • AIと対話しながら、新しいサービスのアイデアを生む(〈着想〉)
  • 一人ひとりの強みに合わせて、AIの取り入れ方を変える(〈個別化〉)
  • 最新のテクノロジー情報を集めて、現場に橋渡しする(〈収集心〉)

バラバラに動いていた資質が、テクノロジープレイスという器の中で、ここに来て 一つの絵を描き始めている 感覚があるんです。

これ、考えているだけで毎日楽しい。

本当に、楽しいんです。

おわりに

「テクノロジーと、対話を。」

この旗の裏側には、こんな 個人的な道のり がありました。

30年かけて、前半と後半がようやく一つの絵になる。
バラバラだった資質が、ここに来て一つの方向に流れ始める。

そんな、ちょっと不思議で、ちょっと感慨深い感覚の中で、テクノロジープレイスは立ち上がろうとしています。

具体的な講座の形、開講時期、参加方法は、これから一つずつ決めていきます。決まり次第、このコラムやお問い合わせ経由でご案内していきます。

「楽しそう」と思ってくださった方と、また対話できるのを、楽しみにしています。